body-mind-clinic

当院のWebページを御覧いただきまして、誠にありがとうございます。

すでに私のことを各種メディアでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、はじめて来られた方もおられると思いますので、簡単に自己紹介をさせてください。

私は医師16年目(2023年1月現在)、医学部卒業後様々な専門分野や病院を渡り歩いて来ました。

学生時代に出会った恩師の影響で、腎臓内科を志しました。ただ過度に専門性に特化するよりも、基本的な診療能力を身に着けたいという思いから、卒業後は『ジェネラルマインドを持ったスペシャリスト』を目指して研鑽をしてきました。

大学卒業後、2年間の初期臨床研修を終え、3年目からは一応「腎臓内科」に所属はしましたが、ここでもよい上司に恵まれ、腎臓の病気だけでなく、病名がわからない発熱や、難解な症例などを多く経験させていただいていました。

医師としての大きな転機は6年目にやってきました。

とある勉強会で、心療内科の先生のご発表の中で、
「心療内科は内科です」
と仰っしゃられていたのです。

正直、目玉が飛び出るくらい驚きました。

というのは、わたし自身、医者6年目のその瞬間まで
「心療内科=プチ精神科」
と思っていたからです。
(この理由は日本の心身医学教育の場が非常に限られているということにあるのですが、ここでは割愛します)

当時のわたしは若気の至りで『最強の内科医』になることを目指していたので(今では非常に愚かだったと超反省しております…)、「からだと心」両方を見れたら最強に少しでも近づけるのではないかと思い、直後、その先生に連絡を取らせていただき、翌年から心療内科の門を叩きました。

その後は紆余曲折あり、心療内科・緩和医療の臨床を経て、一般病院へと出向し、診療科・センターの立ち上げ業務などに従事してきました。

そんな中訪れたのが、コロナ禍でした。

以前より、診療場面だけでの情報提供には限界を感じ、ブログやSNSなどでは細々と情報発信は行っていました。
しかしコロナ禍の中で市民公開講座や患者会などがことごとく対面開催が困難になる中で、オンラインでの情報提供の重要性を改めて感じ、YouTubeやInstagram、音声配信プラットフォームなどでの情報配信により一層注力することになりました。

多くの方からご相談をいただく中で、どうしても個別の医療相談にお応えできないジレンマや、地域偏在・地域格差の問題(特に全国的には心療内科専門医がいる都道府県は非常に限られるので)をどのように解決するか思い悩んだ末に、思いついたのが開業でした。

開業というと、数千万、場合によっては億単位のお金が必要になると思っていましたが、よくよく調べていくと、勤務医をしながらでも開業できる、コンサルタントを依頼しなければ開業・運営資金はほとんどいらない事が分かり、思いつきから3ヶ月の突貫工事で開業したのが、この診療所です。

「趣味開業」と言っているように、私の勤務以外の時間を当てているため、診療時間が変則的であったりや、休診が急に発生したりなど、ご不便・ご迷惑をおかけするかもしれません。極力、誠心誠意対応する所存ですので、ご理解いただけますと幸いです。

この診療所は、完全なDIYクリニックです。
職員は私一人しかいません。
このWebページも自分で作っています。
至らぬことも多々あるかと思いますが、新たな価値提供をできるように、暖かくご支援頂けますと幸甚です。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

からだも心も健康に!

院長 大武陽一(内科医たけお)

開業への思いは音声配信プラットフォームVoicyでもお話しています。
お時間許せばお聞き下さい。

https://voicy.jp/channel/2167/441772

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